家づくりが無事に終わり、無事に引渡しを受けても、
家を所有すると色々な費用が発生します。
ここでは、一般的な費用をご紹介します。
今後の参考にされてください。
固定資産税
固定資産税は建物と土地の両方にかかってくる地方税になります。1月1日時点での所有者に課税されます。支払い方法は、普通徴収となります。
固定資産税の納付には、1回で全額を納付する場合と、4回に分けて納付を選択できます。
正確に表現すると、納付書が4月末、7月末、12月末、2月末の4回、もしくは、5月末、7月末、9月末、12月末の4回に分かれており、支払期日内であれば、どの分け方でも納付できます。
日本で土地や建物を所有している方は必ず課税されます。
<余談>
土地から探して、建物を建築する家づくりにおいては、土地の購入と建物の建築されたタイミングが年をまたぐ場合は、引渡し後、1年目は土地の固定資産税のみのことがあります。
ここで、引渡しは1月1日をまたいだ方がお得と思った方もいらっしゃるのではないかと思うますが、一概にそうではありません。住宅ローンを使用して住宅を取得する場合は、つなぎ融資の利息も関係してきますので、確実にお得というわけではないです。
ただ、つなぎ融資の利息分は住宅ローンの中に含めれる費用になりますので、引渡し後の費用を浮かせたい場合は、土地の取得と建物の取得の時期が年をまたいだ方が抑えれることにはなります。
シロアリ対策費用
新築で戸建て住宅を取得された方のほとんどが、引き渡し後5年で支払うことになる費用が防蟻費用になります。これは新築時に防蟻処理が床下と床上1メートルに防蟻効果のある薬を散布するのですが、現在、出回っている薬の効果が5年のものが多いのが現状です。その為、この効果がきれる引渡しから5年後に費用が発生します。当然、追加の防蟻処理をしなければ、費用は発生しません。
ただし、絶対にシロアリの被害がないという確証はないので、万が一場合の為に、建築した会社に業者さんを紹介してもらったり、お知り合いの業者さん依頼することをお勧めします。
火災保険料
当初の引渡し時に契約した年数が経った時に最初の更新費用もしくは新規契約費用が発生します。
引渡し当初、住宅ローンを使用して購入された場合は住宅ローンに費用を含めれるので、支払計画は立てやすいのですが、引き渡し後は、更新時もしくは新規契約時に火災保険料を確保しておく必要があります。支払方法は、一括払い・年払いと選択できるので、その時のご家庭の事情により、選択されてください。
<余談>
前章の「シロアリ対策費用」と重なる年が発生しますので、合わせて資金計画が必要となることを覚えておいてください。
例えば、住宅の火災保険は、2021年現在、最長10年の契約が可能で、火災保険料は、分割払いよりも一括払いが保険料は抑えれます。その為、当初に火災保険を10年で契約すると、引渡し10年後に火災保険の支払いタイミングとシロアリ対策のタイミングが重なってしまうことがあります。
各種メンテナンス費用
外壁のコーキング・外壁塗装・屋根塗装などはよく耳にすると思われます。
しかし、エコキュートやインターホンなどの電化製品の交換が思ったよりも発生します。
特に多いのがインターホンの故障です。早い時は3年、多いのは5年を過ぎた時期です。ほとんどの方は10年使っても使えることが多いのですが、インターホンの故障は発生しえる費用になります。
電化製品なので、メーカーの補償は1年しかついてない事が多いです。建築会社の補償も電化製品については、製造メーカーの補償期間になっていることがほとんどですので、これらの費用も計画として頭の片隅にでも入れていただけると幸いです。
また、上記は戸建ての分で記載しておりますが、マンションを所有の方も「修繕費」「管理費」を支払っていますので、どちらが得ということもなく、持ち家を持たれる場合は、メンテナンス費は必要と思って頂いていると突然の費用発生にも対応できる費用計画が出来るのではないかと思われます、
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