家づくりでの各イベントの期間をまとめました。
家づくりのスケジュールの中でこのイベントは
「いつのタイミングか」
「いつから準備が必要か」
などの期間の感覚を覚えるのに参考にして下さい。
土地予約から土地契約まで
土地探しから始めて、土地が決まったら、
土地の予約を行ってから、土地契約までは、
一般的には、【1週間】のことが多いです。
例外が発生する場合として、
「値交渉がある」、
「現時点で境界が明確でない」、
「越境部分がある」
「隣地の所有者と連絡が取れない」
などの契約前の条件で不明確な部分が明確になるまで契約を迎えられない場合に土地契約まで時間がかかることがあります。
土地契約から土地決済まで
土地契約から土地決済までの期間は、土地の売買契約書に記載されています。
一般的には、土地契約の日から【1ヶ月〜2ヶ月】後のことが多いです。
例外として、「確定測量」や「境界確定」などの契約の条件があり、隣地の地主さんと連絡がとれない状況で「筆界特定」を実行しなければいけない場合などがあります。
「筆界特定」とは、簡単に表現すると、法的処置をとり境界を特定する制度を使用することです。
また、土地決済までに準備しなければならないことがあります。
コレらの準備期間については、以下を参考にして下さい。
土地決済から地鎮祭まで
一般的には、土地決済が完了後から、施主さんの都合の良い日になることが多いです。
土日休みの方であれば、週末のどちらかなど。
後は、六曜を見て、三隣亡でない大安の日や友引の日だったり、仏滅以外であったりします。施主さんによっては、気にされない方もいますが、六曜を気にする傾向はあります。
ただし、次の場合は、すぐに地鎮祭にならない場合があります。
- 購入した土地に建物が建っている場合
- 土地の造成工事行わないと地鎮祭スペースがない場合
- 伐採が必要で地鎮祭スペースがない場合
造成工事や伐採は土地の規模により、変化がありますが、古家が建っている場合は以下の日程が目安になります。
一般的には、建物の解体工事が【10日〜12日】のことが多いです。
例外として、
「基礎の下に基礎がある」
「地中に何か埋まっている」
「水脈がある」
「近隣の方からお叱りお受ける」
などが発生すると、【1日〜6日】前後追加で日数がかかります。
地鎮祭から着工まで
ここで示す「着工」とは、基礎工事の工事開始を指します。
地盤改良がある場合
地盤改良の工法によっては前後しますが、【1日〜5日】が目安になります。
地盤改良がない場合
もし、日曜日が地鎮祭の場合は、【翌日】から着工することが多いです。
着工から上棟まで
基礎の工事開始から上棟までは以下の工程になります。
- 基礎工事
- 給排水設備の床下配管&外回り配管
- 土台敷き
- 足場設置工事
基礎工事
基礎工事は、天候に大きく左右されますが、
【3週間〜1ヶ月】のことが多いです。
基礎工事開始から基礎のコンクリート枠解体完了を指します。
給排水設備の床下配管&外回り配管
給排水設備の床下配管&外回り配管は、
【2日】工事が多いです。
土台敷き
土台敷きは、大工さんの上棟前の準備の工事ですが、
【1日〜2日】工事となります。
足場設置工事
足場設置工事は、【1日】工事が多いです。
上棟から引渡しまで
上棟が完了すると、【2ヶ月】前後で建物は完成します。
外構工事が【3週間】前後なので、
上棟から引渡しまでは【3ヶ月】が目安となります。
引渡しから引越しまで
ここでは、施工会社から引渡し日に引き渡されてから既存の住まいの退去までの期間を表します。
引渡し日の翌日に引越しをして、その日に退去はあまりおすすめしません。
過去の施主さんでバタバタしてしまったという意見をよく聞いたからです。
おすすめは、引渡し日から【3週間】が良さそうです。
過去の施主さんの感想をまとめると、
「カーテンの設置や家具/家電の搬入」
「インターネット開通工事の立ち会い」
「退去する住まいの掃除」
まで含めると【3週間】が無理なく新居の生活を始めれているように感じます。
【おまけ】引越しから荷物が落ち着くまで
引越しが終わったからといって、すべての方が落ち着く訳ではありません。
僕の経験上、引越して完全に完了している方は稀で、多く方がダンボールの片付けまで3ヶ月はかかっている傾向があります。
人によっては、1年点検の際に、引越しのダンボールが1つ残っていて、中身を捨てるか迷っているという方もいました。
ですので、引越してから「片付かないっ!」と焦るのではなく、みんなそんなものだということで、引越し後の荷物の片付けを行いましょう。
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