学区を条件に土地探しをする方に知っていて欲しいことと伝えたいこと

よく土地探しの条件で【学区】が優先順位が高い方がいらっしゃいます。

  • 今の友達と離れるのは可哀想
  • 転校を経験させたくない
  • 通わせたい小学校/中学校がある

といった理由が多いと思われます。

以下の方に学区内で土地探しを行う場合の注意点をお伝えしています。

  • 子供の小学校入学前に家づくりを進める方
  • 子供が通っている学校を転校させたくない方

【学区】が条件で土地探しをしている状況ごとにお伝えしている注意点が異なります。

お子さんの小学校入学前に家づくりを進める方

土地探しの最低開始時期

【学区】が条件で土地探しを始める方は、なるべく早く始めるのがオススメです。

出来ることなら、小学校入学が対象のお子さんが年中さんの間に探し始めて、早すぎることはないです。

【学区】が条件で土地探しをされる方の多くは土地探しに時間かかるということは、回避出来ない事実としてあります。

僕の経験上でも、お会いして3ヶ月〜1年で土地が見つかったの方は不動産屋さんや他の建築会社さんの建築条件付きの分譲地を購入された方が多いです。

僕と土地探しを一緒に行った方も最短で3ヶ月の方がいらっしゃいますが、この方は僕とお会いする前から土地探しを始めていて、土地が見つからないので、土地を探す業者さんを探している最中にお会い出来た方でした。

通学距離

通学距離は、ご夫婦の感覚で違いますが、2kmまでは許容範囲ではないかと思われます。

ちなみに、土地資料に記載されている時間は、1分=80mで計算されていますが、大人の数値です。

僕自身は小学校まで距離が遠かったのですが、嫌だったり、キツかったというイメージはありません。

【学区】が条件で土地探しをされる方で距離まで条件に入っている方がいらっしゃいますが、距離よりも通学経路が大事だと思っています。

小学校までの距離だけを重視せずに、通学路の安全性も考慮して土地を選びましょう。

通学路

ご夫婦さんとしては、お子さんが安全に通学できるような環境を用意してあげたいと思っているはずです。

通学路を考える観点としては、学校までの「距離」がありますが、通学路が短いから良いとか、長いから悪いといったものではありません。

通学路の距離が長いとそれだけ安全面でのリスクが高まるのも事実で、そういった面で心配される方が多いです。

心配される点としては、

交通事故のリスクの面で、ガードレールのない歩道や高い塀が続いて見通しが悪い場所、信号機のない交差点などが危険です。

歩道がないうえに路上駐車が多い道は、危険がさらに増します。

スピードを出す車が多い道路も危険です。

また、植物が茂って中が見渡せない公園や空きビルや神社などが人通りの少ない場所に立地しているケースなどでは、不審者が潜みやすいことが予測されます。

しかし、これらの可能性が通学の距離に左右される訳ではないです。

逆に、通学路の距離が適度にあった方が、家と学校以外で得る情報は多くなったり、一緒に帰るお友達といる時間も増えます。

それらの条件は、お子さんが成長する上での一つの要素になる可能性もあると思います。

気になる学区で、条件に合っている土地があれば、まずは、お子さんと一緒にその土地から学校までを歩いてみることをオススメします。

実際に歩くことで、その通学路の危険な箇所を事前に把握することができますし、お子さんに危険な箇所を認識してもらうことができます。

また、お子さんの好きなものが通学途中にあったりするかもしれません。

引越し時期

早く土地探しを始めることは、オススメしているのですが、今現在と同じエリアの学区ではなく、今のお住まいよりも遠いエリアの学区をお探しの方は、引越し時期も考えながら、家づくりを進めなければなりません。

というのも、土地探しを早く始めて、希望の土地を見つけたのは良いが、小学校や中学校の入学まで時間が出来て、それまでに預ける保育園や幼稚園が見つからないケースがあったり、

逆に入学までに新居が間に合わず、近くの賃貸に一時的に引っ越さなければならないケースもあります。

この両方のケースにならない様に、建築会社さんとスケジュールの打合せが必要になります。

早く土地探しを始めることは、オススメしているのですが、今現在と同じエリアの学区ではなく、今のお住まいよりも遠いエリアの学区をお探しの方は、引越し時期も考えながら、家づくりを進めなければなりません。

というのも、土地探しを早く始めて、希望の土地を見つけたのは良いが、小学校や中学校の入学まで時間が出来て、それまでに預ける保育園や幼稚園が見つからないケースがあったり、

逆に入学までに新居が間に合わず、近くの賃貸に一時的に引っ越さなければならないケースもあります。

子供が通っている学校を転校させたくない方

通学距離

今、通っている小学校や中学校をお子さんに転校させないように土地探しをされる方にお伝えすることは、まず、「今現在の条件よりも通学経路や距離の条件が悪くなる可能性がある」ということを前提に土地探しをしましょうとお伝えしています。

今現在、賃貸に住んでいる場合は、通学の条件が良い場所に住んでいる可能性があるからです。

意外と同じ学校区で探すと通学距離が伸びることは少なくありません。

通学路

また、通学路の条件にも同じことがいえます。

今現在、住んでいる場所からの通学とは異なる通学路になるケースもあるからです。

今通っている学校まで安全に通うことができるのか、通学路の状況を確認しておくことが大切です。通学路を実際に歩いてみるときには、交通事故や犯罪に遭うリスクが高い場所がないかという点も含めてチェックしましょう。

土地探しの期間

よく起こりうることなのですが、小学校5年生または6年生のお子さんがいるご家庭で、最初は小学校校区で探し始めて、土地が見つからず、中学校の校区も追加で探し始めるケースがあります。

意外と最初から中学校校区で探していれば、土地を探し始めたタイミングで良い土地に巡りあえることもあります。

僕のお客様でも、【学区】が小学校区の条件で土地探しを始めたタイミングで、同じ中学校区の隣の小学校区に良いと思っている土地があり、一旦はご紹介するのですが、時間が経って、お客様がその土地が良く思えてきて、実際に購入を検討した時には、売れてしまっている方もいらっしゃいました。

このケースは良くあることですが、当初の条件を少し変えるだけで、希望する土地に巡りあう可能性は高くなります。

ただ、この現象は、必ず土地を探しているお客様に原因がある訳ではなく、僕らの様な土地探しに慣れている方が、条件設定の際に提案出来るチカラと経験をもつ必要もあると思っています。

まとめ

【学区】が条件で土地探しをされる方で大事なのは「学区」がどの程度の優先順位なのか、ご家族で話し合って決めていただくことです。

極端な話、その土地に住むのは数十年となります。

学区を気にする必要があるのは小学校中と学校のお子さんの「9年間」です。

高校生になれば、自転車や公共機関を利用した通学になるので学区にしばられなくなります。

もし、【学区】だけを優先して土地を選んでしまった場合、小学校と中学校の9年間が終われば、その土地を選んだメリットよりも、他のデメリットの方が大きくなる可能性はあります。

【学区】が条件で土地探しをされる方は、「体力」「忍耐」「判断力」が必要ですので、頑張って探していきましょう。

コメント