土地探しをされる方で「通学路」を重要視される方もいます。
各ご家庭で土地の条件の優先順位は違いますが、
土地探しで「通学路」を重要視される方は、
- 通学中の事故や犯罪が心配
- 長距離の通学をさせるのはかわいそう
などの意見があります。
確認したいこと
ガードレールのついた歩道を通り、信号のついた横断歩道を渡って小学校に通える立地条件は理想的です。
しかし、安全な条件が全ては揃いません。
なので、危険な場所を探す為にも、お子さんと通学路を一緒に歩いておきましょう。
その際に、どこが危なくて、どうのようにしたら安全かを伝えてください。
そうすれば、危険を減らすことはできます。
通学路を実際に歩いてみるときには、交通事故や犯罪に遭うリスクが高い場所がないかもチェックしましょう。
歩く時に確認して頂きたい事を項目ごとに以下にお伝え出来たらと思います。
基本
- 学校まではどのくらい時間がかかりそうか
- 最寄り駅まで実際にかかる時間はどのくらいか
※自転車を使う可能性がある場合は駐輪場があるかも要確認 - 街灯があるか
などが当然に確認したいことになります。
車による危険
- 渋滞がよく発生する道路かどうか
- スピードを出す車が多くないか
- 路上駐車が多い道路ではないか
- 道路の幅は狭くないか
- 信号機のない交差点がないか
- 歩道があるか
- 横断歩道があるか
- 横断歩道に信号がついているか
- ガードレールがあるか
- スーパーやマンション、コンビニ、病院などの駐車場がないか
車と同じ道を使用するだけで危険性は上がります。
スーパーやマンションなどの大きい駐車場からの車の出入りは、通学路を横断するので、注意が必要です。
上記に記した条件があるからダメな土地という訳ではなく、危険な箇所を発見し、対応できそうであれば、購入して良い土地として判断して良いと思います。
人害による危険
- 樹木が生い茂って中が見渡せない公園
- 空きビルや空き家などのひと気のない建物
- 神社などの人通りの少ない場所
- 高い塀が続いて見通しが悪い場所
には不審者がいたり、もし、怪我などのトラブルがあった際も発見が遅くなる可能性があります。
水による危険
- 池や川などの水辺がないか
- 洪水時などに冠水する場所はないか
池や川などの水辺で帰宅途中に遊んでトラブルが起こったりしますので注意が必要です。
大人の人がいない場合は、近づかないように伝えましょう。
冠水の可能性がある箇所は、雨の日の通学途中や帰宅途中にも危険性が増したりします。
雨の日は、別のルートがあるか調べて、実際に歩いて下さい。
【通学路】を優先しない考え方
- 子供の通学は一時的なもの
- 家づくりの満足度を下げてまで通学路にこだわるよりも、土地の利便性や建物を重視した方が良い
- 子供が成長して通学路を利用しなくなった後のことも考えたい
確かにお一人のお子さんであれば、
「9年間」だけという見方も出来ますが、
お子さんにとっては登下校の道のりが毎日の楽しみになる場合もあるので、
これらの考えがしっくりこない方は、
通学路を優先順位に入れて土地探しをした方が後悔はしない土地探しとなります。
まとめ
通学路には、危険な要素を調べれば、たくさんでてくると思われます。
ただ、通学路を危険な箇所という括りだけで土地探しを行うのではなく、
お子さんの通学路で友達とおしゃべりしながら帰ったり、通学路沿いに生えている草木や花で遊んだり、途中のおじさん、おばさんとの交流も好い経験の一部になります。
危険度だけなら、シビアな問題ですが、良い面も考慮して探すと納得出来る土地に巡りあうことが出来る可能性が上がります。
また、緊急時に駆け込むことができる場所(お店や知り合いの家など)を確保しておくこともオススメします。
以上が、「通学路」を条件に入れて土地探しをされる方へ伝えたいことになります。
コメント