土地探しを始めてから色々な土地情報を見たり、多くの土地を見てきたことだと思います。
- インターネットで土地を探す
- 不動産屋さんに依頼して、連絡を待つ
- 建築会社さんに依頼して、連絡を待つ
などの手段を使用して、奮闘している方が多いと思われます。
しかし、なかなか土地に巡りあえず、
- このままだと土地を買えないんじゃないか?
- 手詰まりで次にどう動いていいか分からない
と思っている方はこの記事を参考して下さい。
ただ、正直なところ、あまりおすすめはしないのですが、
「売地では無く、空き地から土地を探す」
方法をお伝え出来たらと思います。
おすすめ出来ない理由
まずは、おすすめ出来ない理由からお伝えします。
- 購入金額が相場よりも高くなることもある
- 時間がかかる
- 購入出来る確率は低い
- お金がかかる
購入金額が相場よりも高くなることもある
売地は地主さんの手放したい理由があり、不動産屋さんなどに依頼して、売りに出している土地です。
逆に空き地は売りに出ていません。
空き地は、地主さんは土地を売ろうと思ってないからです。
空き地を手放す理由が地主さんには無いです。
ですので、「こちらの都合で売ってほしい」とお願いすることから始まります。
売りに出てない、地主さんが売ろうと思ってない土地を購入する為には、かなりハードルが高くなります。
その為、地主さんの都合に合わせた金額になることもあります。
地主さんも色々な要因があり、土地の持ち主になっています。
その要因を解決する為の手段が金額だったりします。
時間がかかる
売地は売る意思が確定している土地なので、すぐに購入するコトができます。
でも、空き地は探すことから始めます。
売地を買うことに比べると、かなり時間がかかります。
希望の空き地を見つけて、地主さんに交渉しますが、交渉すれば、どの地主さんも売ってくれる訳ではありません。
インターホン越しや玄関口で門前払いの場合もあります。
希望した空き地がダメだと、また、空き地を探す作業にはいります。
次の見つけた空き地がダメであれば、さらに次の空き地を探さなければなりません。
このサイクルにより時間が過ぎていくことも少なくありません。
購入出来る確率は低い
空き地は、簡単に売ってくれない方が多いです。
これまで、実際に空き地の地主さんに交渉/相談した経験では、
手放さない理由としては、
- 将来的には考えてはいるけど、今ではない
- 子どもや孫が家を建てるかもしれないから
- 先祖代々の土地を手放す訳にはいかない
- 相続で揉めている
使わなくなったんだけどなんとなく所有している・・・という地主さんも結構います。
ただ所有しているなんて、固定資産税などかかるのでもったいない!
と思われがちですが、使わないから売るという考え方は現在の地主さんには少ない気がします。
大切な資産という意識でご所有されている場合が多いです。
逆に、話が進むケースは、
- 将来の子供のためにと思って買っていたけれど、違う場所で家を建ててしまった。
- 自分が住むために購入したが今は遠方に住んでしまい、必要ではなくなった。
- 相続して、どうするかと話し合いになっていた
- ちょうど手放そうと思っていた
という理由がありました。
お金がかかる
空き地を見つけた場合に、その空き地の所有者と土地の情報を知る方法として、『公図』と『土地の謄本』を取得するのですが、印紙代がかかります。
現在、『公図』は¥450、『土地の謄本』は¥600です。
調べる空き地が1つなら良いのですが、先ほど伝えたように空き地を何物件か調べることになるのがほとんどです。
そうすると、印紙代金がどんどんかさんでいきます。
また、所有者が近場にお住まいでない場合もあります。
そんな時は、9割前後、手紙や電話でのやりとりになりますが、遠方でお会いする際には、その交通費などがかかります。
空き地購入までの流れ
空き地購入までの流れは以下になります。
①空き地探し
②土地情報を調べる
③交渉
④契約&購入
①空き地探し
空き地は自分で候補を探すしかありません。
不動産屋さんや建築会社さんにここから依頼しても良いですが、
この段階から協力してくれる業者さんは稀です。
不動産屋さんは、基本、報酬は仲介手数料になります。
その為、この段階から協力すると割に合わないからです。
ですので、空き地探しはご自身で行うことをおすすめします。
方法としては、googleマップの航空写真を見て、
その後、現地を確認するのが簡単です。
実際のところ、僕の空き地探しはこの方法で始めます。
②土地情報を調べる
空き地を見つけた後は、その空き地の土地情報を調べます。
空き地は見つけたけど、その後はどうしたらいいのか?
その先が分からない方が多いと思います。
方法としては、
- 不動産屋さんに相談
- ご自身で調べる
個人的には、この段階から「不動産業者さん」に相談することをおすすめします。
ご自身でも見つけた空き地の「土地の広さ」、「所有者の氏名」、「所有者の住所」を法務局で『公図』と『土地の謄本』を取得して調べることが出来ます。
しかし、『公図』と『土地の謄本』の取得にお金がかかったり、取得した書類を確認しても見方だったり、言葉の意味などから調べることになったり、時間が必要になります。
ですので、最初からこの方法を知っていたり、知識を持った人に任せる方が楽ですし、所有者を調べてもらっている間に、土地を探したり、空き地を探したり、家のことを考えたりできます。
③交渉
ここからは、なるべく「不動産業者さん」に相談して下さい。
ご自身で交渉して購入という方法もありますが、おすすめできません。
不動産屋さんに行って、
「購入したいの空き地があるのですが、購入する手伝いをしてくれませんか?」
と伝えて下さい。
不動産のプロに仲介に入ってもらうことでご自身も、地主さんも安心して取引きを進めることが出来ます。
必ず不動産屋さんに相談して進めるようにしましょう。
仲介手数料が発生してしまいますが、
土地の交渉に失敗したり、実は家が建てれない土地だったり、このまま時間が経って、土地の相場が上がってしまうのを待つだけを防ぐことは出来ますし、今回の空き地で購入出来なくても、そのまま空き地探しを手伝ってくれるかもしれません。
④契約&購入
交渉が進み取引き金額の話まで進めれると、念願の土地購入が実現します。
交渉の段階から不動産屋さんに依頼している場合は、安心して、土地契約〜土地決済へと進めるはずです。
ただし、交渉もご自身で行う場合は、この段階も充分に注意が必要です。
金額設定も相場の調査が必要ですし、地主さんの希望する金額との擦り合わせも必要になります。
また、契約の書類の作成も大変なことは間違いありません。
交渉まで出来たとしても、契約以降はプロにお任せすることをおすすめします。
まとめ
おすすめできない理由を知っても、
「空き地を探して購入したい!!」
と思った方は、試す価値はあります。
この段階まで行っている方の多くは土地探しに疲れてきている方もいます。
空き地探しも労力を使ったり、時間を使うので、最善手という訳ではありません。
ただし、僕は、土地探しで大事なのは、どれくらい土地探しを行ったかで左右されると思っています。
ですので、「空き地を探して、土地を購入する」方法をとる方は応援したいと思っています。
おすすめ出来る方法ではないですが、頑張りましょう。
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