70点の土地探しをする為に妥協出来る条件を決める方法3選 

よく、「100点の土地はないので、70点の土地を探しましょう。」と言われます。

ですが、70点の土地ということは、何かを妥協しなければならないということになります。

「妥協できる条件はどのように見つけるか」は教えてもらうことができません。

各ご家庭でよく話合わなければなりません。

その話の参考にして頂きたい以下の方法をお伝えしたいと思います。

  • よくある土地探しの妥協点を知る
  • 土地探しの条件を3つに分ける
  • 優先順位をつける

よくある土地探しの妥協点を知る

よくある土地探しの妥協点は以下になります。

いずれも条件を妥協することによって、結果的にメリットを得ることが出来ます。

4つの過去事例を一つずつお伝えします。

①旗竿地
②ひな壇
③駅から徒歩15分以内
④学校区

①旗竿地

旗竿地で土地を決める方は、整形地を妥協した末に購入を決めていることが多いです。

旗竿地の印象としては、陽当たりが悪く、駐車場が縦列で、間口が狭いことが特徴的です。

最大のメリットは、土地代金が相場よりも安く土地を購入出来ます。

他にも、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんが道路に急に飛び出す危険性が少なくなります。

さらに、車を使用しないご家庭で、近くにコインパーキングがあれば、駐車場のデメリットも削減出来ます。

僕は、一般的には、旗竿地は、妥協した土地に見えますが、コストパフォーマンスは良い土地だと、思っています。

②ひな壇

ひな壇の土地を決める方は、平坦地を妥協した末に購入を決めていることが多いです。

ひな壇の土地の土地の印象は、家の出入りに階段を使用しなければならなく、雨の日も濡れる可能性が高かったり、老後の登り降りが心配されます。

また、擁壁工事が必要な場合は、造成工事費用が高くなることが特徴です。

最大のメリットは、土地代金が相場よりも安く売りに出ていたり、値交渉が行いやすい土地でもあります。

僕のお客様の過去の例としては、
土地の購入価格を100万円値交渉でき、

さらに、お客様の親族の方が土木屋さんだったので、擁壁等の工事をお願いして、造成工事費用も安く抑えることが出来ました。

結果、当初の土地の予算よりも安く、宅地を完成させた方もいらっしゃいました。

③駅から徒歩15分以内

電車通勤の方は、よく駅までの距離を徒歩で10〜15以内の土地を探されます。

しかし、物件が出ても先を越されたり、他の土地探しの条件が合わなかったりと土地探しが長期化かする方が多くなります。

そこで、中には、「駅から徒歩15分以内」という条件を妥協し、20分前後の距離で、自転車を使用して駅まで向かう選択をする方もいらっしゃいます。この妥協点を選択して、購入する土地にめぐり会う方もいました。

この方は、この土地だけかもしれませんが、駅近の条件の為、諦めていた土地の広さを少し広げることができました。

④学校区

「学校区」の条件を妥協点にした方の例では、僕と出会った時には、
学校区の条件をなくして土地探しを行なっていたが、それでも土地が見つからない状態でお会いしました。

そこから、僕は別のエリアをご提案して土地探しを一緒に行いました。

その時に、土地の見方や注意点をお伝えして、土地探しを進めていました。

4ヶ月くらい経って、「見てほしい土地がある」とお客様から連絡があり、確認しました。

特に問題も無く、境界がはっきりしていなかったので、不動産屋さんに境界の明示をお願いして、購入して頂きました。

結果、このお客様は、当初、探していた学校区の相場よりも2/3の金額で土地を購入出来たこともあります。

土地探しの条件を3つに分ける

土地探しの条件を3種類に分けることをおすすめします。

条件を「気にしない条件」、「妥協できる条件」、「ゆずれない条件」に分けます。

「○」、「△」、「×」がイメージしやすいです。

「気にしない条件」= ○
「妥協できる条件」= △
「ゆずれない条件」= ×

でご自身の条件に「○」、「△」、「×」をつけてみましょう。

そうすることによって、ご自身の土地探しの条件の優先順位をつける準備が出来ます。

優先順位をつける

「○」、「△」、「×」をつけた中でから、

「△」があなたのご家庭で「妥協できる条件」になります。

「妥協できる条件」が把握出来たので、この中でも優先順位をつけておくと、希望の土地にめぐり会えた際に、土地を決める判断がし易くなります。

また、「○」が多いご家庭は、「妥協できる条件」があったとしても、「○」の中のみで優先順位をつけることをおすすめします。

「○」の中から「妥協できる条件」を選ばないと他の方よりもこだわりの多い土地探しになりますので、他の方よりも長期化する可能性が高くなります。

まとめ

以上が「妥協できる条件」の選び方です。

土地探しで避けれないのは、「100点の土地はない」ということです。

ですので、妥協できる条件を把握しておくことで土地探しの長期化をさけることが出来るのではないかと思います。

また、優先順位の条件3つが満たしていれば、点数は70点だとしても、その土地に満足して、購入される方は、たくさん見て来ていますので、70点の土地だから、妥協したことにはならないと思っています。

よく「土地探しも妥協せずに土地を探したい!」と思っている方もいらっしゃいますが、妥協点を見つかることで、思わぬメリットがついてくることもあるということを知って頂きたいです。

今後の土地探しの参考にして頂けたら、幸いです。

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